これから、寒くなって冬になると、地域によっては雪が降りますね。
ゆきは幻想的ですけど、寒くて痛くて
雪かきもあるし大変ですよね。
ところで、あなたは雪についてどれくらい知っていますか?
子どもに雪について“なんで?””どうして?”
と聞かれたら答えられますか?
雪と一言で言っても、種類や性質など
知らないことがたくさんありますよね。
この記事では、雪について詳しく紹介していきます。
雪にはどんな種類があるの?降る場所によって温度は違うの?
雪には、冬時期や雪の形状で名前が変わるんです。
降る時期で変わるもの
- 初雪(はつゆき)
夏から冬になって、初めて降る雪 - 早雪(そうせつ)
例年に比べて、早く降る雪 - 初冠雪(はつかんせつ)
夏から冬になって、初めて山に降る雪 - 終雪、涅槃雪(しゅうせつ、ねはんゆき)
冬から春になって、最後に降る雪 - なごり雪
春が近くなって、名残を惜しむように降る雪 - 残雪(ざんせつ)
春になっても残っている雪 - 根雪(ねゆき)
雪解けしても、積もったままの雪 - 万年雪(まんねんゆき)
標高の高い山などの、年中通してある雪 - 田平雪(たびらゆき)
春に降る、大きくて平らな雪 - 春の雪(はるのゆき)
春が来てから降る雪 - 雪消し雪(ゆきけしゆき)
気温が少し上がってから降る、雪を溶かしていく雪 - 山白(さんぱく)
三が日に降る雪 - 雲雀殺し(ひばりごろし)
春になってから降る大雪
雪の状態で変わるもの
- 細雪(ささめゆき)
急に冷え込んだ時などに、まばらに降る細かい雪 - 粉雪(こなゆき)
水分の少ない乾いた雪 - 粒雪(つぶゆき)
粒のような、よく積もる雪 - 灰雪(はいゆき)
灰のようなヒラヒラした雪 - 牡丹雪(ぼたんゆき)
雪の結晶が集まった、大きな塊の雪 - 綿雪(わたゆき)
大きな綿のような雪 - 淡雪(あわゆき)
泡のようなすぐに溶けてしまう雪 - 玉雪(たまゆき)
球のような形をした雪 - 濡れ雪(ぬれゆき)
水分が多く、べちゃっとした雪 - 水雪(水雪)
溶け始めて、水分を多く含んだ水のような雪 - にわか雪
一時的に降る雪 - 斑雪(まだらゆき)
まだらに降り積もる雪 - 風花(かざはな)
風で飛んでくる雪 - 霰(あられ)
5mm以内の氷の粒 - 雹(ひょう)
5mm以上の氷の塊
積もり方の種類
- 新雪(しんせつ)
積もったばかりの雪 - こしまり雪
積もって数日経った雪 - しまり雪
こしまり雪からさらに時間が経ち、硬くなった雪 - ざらめ雪
昼に溶け、夜になるとまた固まるザラメのような雪 - 霜ざらめ雪
ザラメ雪の中に霜ができた雪 - 堅雪(かたゆき)
昼に溶けかかった雪が夜に凍り、硬くなった雪 - 氷雪(こおりゆき)
氷状に固まった雪 - どか雪
短時間で一気に降る雪 - 衾雪(ふすまゆき)
田んぼなどに一面に降り積もった雪 - 雪持(もちゆき)
溶け始めて水分を多く含んだ雪。 - 綿帽子雪 (わたぼうしゆき)
木などに積もった雪 - 松の雪(まつのゆき)
松の木に積もった雪 - 友松雪(ともまつゆき)
次の雪が降るまで、溶けないで残っている雪 - 吹雪(ふぶき)
強風とともに降る雪 - しずり雪
屋根などから落ちる雪
そして、地域によって降る雪は異なります。
ですが、雪が降るからといっても気温は地域によって異なります。
雪が降る条件は、気温と地面の温度と湿度が関係して来ます。
また、太平洋側と日本海側でも異なるんです。
気温が低いからといって雪が降るわけではないんですね。
それぞれの地域の条件により、温度は大きく変わって来ます。
雪でできているのにかまくらは暖かい!その理由は○○だから!?
冬といえば雪、雪といえば雪だるまやかまくらですよね。
私も小さい頃よく作りました。
そして、作るたびになんでかまくらは暖かいんだろうと疑問に思ったものです。
なぜだか分かりますか?
かまくらは、入り口を風下に作ります。
なので冷たい風が入りにくく
また中で七輪の熱などを入れたりするので暖かいのです。
雪には空気が含まれており、かまくら自体が断熱効果があるため
それも暖かさを感じる理由の1つです。
またかまくらは暖かい、と思うことで暖かく感じる
人間の錯覚による影響もあります。
かまくらが暖かいのにもちゃんと理由があるんですね。
まとめ
雪の種類も、かまくらの暖かさも
ちゃんと理解することで冬が少し待ち遠しくなりますよね。
子どもに聞かれてもちゃんと答えてあげられます。
冬もなかなか奥深いですよね。
今年の雪は、どんな雪か思い返しながら観察するのも楽しいかもしれんよ。