食欲の秋になりますと旬の食材はたくさんありますが、
その中でも脂の乗った秋刀魚は、とても甘みがあって美味しいですね。
丸く太った美味しそうな秋刀魚がスーパーやデパートの生魚コーナーに並ぶと
買いたい衝動にかられる方も多いはずです。
食べ方は、やはり塩焼きです。塩焼きに大根おろしにカボスをギュッと絞って
食べる秋刀魚で本当に季節を感じてしまいます。
あの苦味を感じて秋刀魚を食べたと言う方も結構多いでしょうね。
肝の中には美肌に良いビタミンAや貧血に効く鉄分も豊富に含まれています。
特に女性には嬉しいと感じますね。
肝の中には身体に良い成分が含まれていながら、時々その肝の中から赤いイトミミズのような虫が出てきたと言う話は、よく聞きますし私もそんな経験あります。
今回は、そんな嫌な赤い虫?について皆さんと考えていきましょう。
秋刀魚にいる赤い虫の正体は 体への危険度は0%
皆さんは秋刀魚を食べる際には、内蔵まできれいに取り除きますか?
それとも肝までペロリと食べてしまうのでしょうか?
お子様のいるご家庭では、苦味を嫌って取り除いてしまうと思います。
取り除いてしまう方は、何も問題はありませんがそのまま食べる方は、
時々見かけると思います。
この赤い虫の正体は、ラジノリンクスと言う寄生虫です。
体長は5mm~10mmで主に秋刀魚、カツオ、サバなどと言った青魚に寄生しています。
魚の腸管に寄生していますが間違って食べてしまっても問題ないようです。
ただ食べても無害とわかっても、ちょっとと言う気分になる方も多いでしょうね。
加熱?除去?秋刀魚を食べる時は加熱で赤い虫を撃退しよう!

このラジノリンクスは、食卓に上がる秋刀魚のほとんどのお腹の中に
入っていますので、秋刀魚の一部と考えたら良いと言う人もいるくらいです。
何度も言いますがラジノリンクスそのものを食べてしまっても問題はないのですが
刺身などで食べた場合に、その寄生虫が生きたまま体内に取り込まれてしまった場合には注意が必要なようです。
生きていれば運が悪いと胃壁を食い破る危険もあるようです。
戦後間もない頃に寄生虫感染者が結構多く、中には肛門や鼻や口から寄生虫が
這い上がってきた例もあり、虫下しを飲まされたと聞きます。
また最近は、冷凍技術の進歩により冷凍魚に寄生していた虫が死なずに
凍結保存され、その結果刺身を食べた方に寄生するケースが増えてはいるそうです。
そんな関係で取り除ければ一番よいのでしょうが、肝までも確実に焼いた場合には
全く問題ないようですから焼き方に注意が必要なのでしょう。
まとめ
秋の味覚を楽しむ上でちょっと心配ですね。
また虫嫌いの人にはかなりショックだと思います。
しかし食べる際には、しっかりと加熱することで予防することができます。
やはり食べても無害なのである程度は割り切っていきましょう。