あなたと親しい関係にある知人や友人。
その知人や友人のご家族に、万が一の不幸があった場合
そしてあなたがとても優しい性格の方でしたら
「何かできることをしてあげたい」という
気持ちになるのは無理もないことです。
「せめて、何か言葉を添えてお花を贈って差し上げたい」
そう思うかもしれません。
文例をお手本に…一周忌に贈る言葉の書き出しや必要な内容は?
しかし、お手本になる文例を考える前に
ちょっと立ち止まって考えてみませんか?
まず、一周忌というのは、年忌法要のなかでも
お墓参りやお坊さんによる読経、親族を招いての会食など
わりと過密スケジュールのなかで、ご家族が動いておられます。
一周忌に出席された方には、お返しを準備されています。
これだけでも、意外に予定外のことが起きたりして
ご家族はその対応に追われています。
そこにきて、あなたからお花やメッセージが届くと
そのご家族は、有難いと思う反面
頭の中ではお返しの金額などを一生懸命考えることとなります。
もっとざっくり書かせて頂きますが
要するに、仕事が増えてしまうのです。
あなたとその知人の方との関係にもよるとは思いますが
よほどの近い関係でなければ
形式的なお花やメッセージなどは贈らないことがベストです。
きっと、あなたからの贈る言葉がなかったとしても
それであなたとその知人との関係は変わりませんよ。
お気持ちだけで十分なのです。
もしあなたがどうしても伝えたいのなら
一周忌という形式から離れた場所で
その知人に伝えるのが
相手のご家族に一番負担が少なくて済みます。
ただ、どうしても一周忌という行事に合わせたいのでしたら
「ご命日にあたり、心ばかりのお花をお供えさせて頂きました。
皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます」
など、ちょっとした言葉を添える程度で十分でしょう。
一周忌に贈る言葉とともに花束を!花の色や種類はどうすればいい?
お花の種類ですが
もちろん派手な色の花は避けましょう。
それから、贈ったお花は法要が終わった後
ご家族が持ち帰られるので
あまり大きくないサイズのものが良いでしょう。
また、普段からお花を飾られているご家族なら別ですが
そうでない場合は、フラワーアレンジメントで贈ると良いでしょう。
花束だと、花瓶を準備させる手間が増えてしまうからです。
おわりに
なんだかそっけないアドバイスとなってしまいましたが
相手の方に本当に喜ばれる方法を探って頂いたうえで
一周忌にお花や言葉を贈るのか
贈らないのかを決められるのが一番です。
参考にして頂ければ幸いです。