パソコンの長時間の使用、睡眠不足、運動不足、姿勢の悪さなどが原因で引き起こされる肩こりは原因の解消とともにツボ押しを行うことで緩和させることができます。
今回は、手にある肩こりに効くツボと、ツボの押し方を紹介します!
手にある肩こりに効くツボ
東洋医学では、経絡と呼ばれる気のエネルギーを通す道があり、経路の要所にあるツボを刺激することで気の流れを良くし、不調を取り除くことができると考えられています。
経路は全身に繋がっているので、もちろん手にもツボがあります。
手にある肩こりに効くツボを知っておけば、仕事中や家事の合間に手軽にツボ押しができますし、こまめにツボ押しを行っていればコリを悪化させません。
【後渓】
肩こりの緩和・鎮静作用のあるツボです。
手のひらと甲の境目、小指の付け根付近にあります。
押されるほうの手を軽く曲げた状態にすると押しやすいです。
【合谷】
親指と人差し指の骨の横にあり、頭痛、疲れ目からくる肩こりに効くツボです。
押すときは手首のほうへ押し込むように押します。
合谷は「万能のツボ」と呼ばれ、肩こりだけだでなく便秘、歯痛、生理痛、身体の冷え、ストレスなどあらゆる症状の解消に効果があります。
身体の不調を感じたらまずはこのツボを押してみてください。
【第一頸項点】
人差し指と中指の付け根の、骨がへこんでいる部分にあります。
肩こりだけでなく首のコリにも効果的です。
【第二頸項点】
薬指と小指の付け根の、骨がへこんでいる部分にあります。
第一頸項点と同時に刺激することで重い肩こりの症状を緩和することができます。
コリに効くツボの押し方
基本的には親指のはらを使ってツボに垂直に圧をかけます。
一か所3~5秒を目安にじんわり押したらゆっくり力を抜きながら離し10秒休みます。
これを3~5分繰り返します。
※力の強さは、痛くて気持ちが良いくらいの強さで押し
無理に力を入れたりしないでください。
ツボを押すときには呼吸も意識しましょう。
ツボを押す前に大きく鼻から息を吸い押すと同時に口からゆっくり吐いていきます。
こうすることで身体がリラックスできるので、ツボ押しの効果も上がりやすくなります。
ツボ押しをするタイミングは、食後30分以上経ってから行うようにし、
飲酒後や、発熱時など普段よりも明らかに体調が悪いときは避けてください。
まとめ
肩こりを放置しておくと、さまざまな身体の不調やうつ症状などを引き起こします。
こまめにツボ押しを行い、早めに肩こりを解消するようにしましょう。
また、肩こりには重大な疾患が原因となっている場合もあるので
心配な方は医療機関を受診するようにしてください。