最近のフライパンはテフロン加工がされているものが多く
錆を気にしない方が多いかと思います。
とはいえ、錆に悩ませられる方もいますよね。
なので今回は錆の落とし方、錆がつかないようにする保管方法についてご紹介します。
どれも簡単な方法ばかりなので自分に合った方法がみつかるかと思います。
フライパンのさびを取る方法とは?
ヘラやたわしでゴシゴシ擦る…というのがよく知られた方法かと思います。
ですが頑固な錆をゴシゴシ擦って落とすのなんてとても大変です。
そんな状況になる前に防ぐ方法を
こちらの記事でご紹介しているのでよければご覧ください。
フライパンが焦げるのを防げればサビも予防にもなります。
しかし、サビてしまったものは仕方がありません。
どうせなら簡単に錆を落としたいですよね。
いくつか方法があるので順番にご紹介していきます。
1つ目の方法ですがまずは少し変り種の方法をご紹介します。
ジャガイモ、塩、植物性の食用オイルを使って錆を落とす方法です。
まずフライパンに塩をたっぷりかけます。
その上から、持ちやすい大きさにカットしたジャガイモの断面で円を描くように擦ります。
錆の落ちが悪くなってきたと感じたらそのたびに塩を追加してください。
それを錆のある場所に続けていくと
塩がしっとりして、錆のような色になってきます。
それは錆が落ちている証拠なので少し洗い流してみてください。
錆が残っているようならまた塩をかけて擦ります。
完全に錆が落ちたら綺麗に洗い流しふきんで水分を拭きます。
そのあと弱火にかけて乾燥させてください。
乾燥させたらオイルをフライパン全体に広げてください。
余分なオイルはキッチンペーパーで拭き取り30分ほど弱火にかけオイルを馴染ませます。
フライパンを冷ましたらキッチンペーパーで残りのオイルを拭き取っておしまいです。
2つ目の方法です。
これはとても簡単な方法なのですぐにでも試してみることができると思います。
ペットボトルの蓋の外側のギザギザ部分をつかい錆の部分をよく擦るだけです。
とても簡単なのに綺麗に錆が落ちますよ!
3つ目の方法は、卵の殻でこする方法です。
卵の殻には研磨作用があるので簡単に錆を落とすことができるんです。
適度な研磨作用なので土鍋や耐熱ガラスといった表面が
デリケートなものでも擦ることができます。
4つ目の方法は柑橘系の果物の皮を使う方法になります。
その方法とは、皮で錆の部分を擦るだけです。
冬場などは食べたミカンの皮などを使えばいいですしとっても簡単ですよ。
5つ目の方法はドライヤーを使った方法になります。
すぐできる、という点でもペットボトルの蓋の方法と同じくらい簡単かと思います。
錆にドライヤーで熱風を当て乾燥させそのあと割り箸で擦る方法になります。
しっかり乾燥させると、かさぶたのように落ちます。
けっこう綺麗にとれるので驚きました。
6つ目の方法は、お酢を入れて煮ます。
錆が水に全部浸るようにして酢を大さじ2杯くらい入れましょう。
これを煮ると、錆の部分から泡がたってきます。
1~2分そのままにして木ベラなどで軽く擦ると、簡単に落とすことができます。
頑固な錆の場合は沸騰したあと冷めるまでか
あるいは一晩くらいおいておくと落としやすくなるようです。
※なおアルミ製の場合は傷がつきやすいので
金属タワシといった硬いもので擦るのは絶対にやめましょう。
また、酸やアルカリ性に弱いので酢に長時間つけると黒ずんでしまいます。
7つ目の方法です。
最近よくテレビでみかける重曹をつかった方法です。
錆のあるフライパンの中に水1カップと大さじ1杯くらいの重曹を入れ沸騰させましょう。
※なお重曹を入れすぎると吹きこぼれるため注意してください。
沸騰させたあとスポンジで普通に洗うと錆が綺麗に落ちます。
ただし、アルミやアルミ合金製の場合は黒ずんでしまうため注意してください。
さびがつかない保管方法を知っておこう
錆を落とした綺麗なフライパンは錆をつかないようにするためにも
長持ちさせるためにも保管方法を知っておきたいですよね。
気をつけることは簡単で
- 湿気の少ない場所で保管しておく
- 新聞紙にくるんで保管する
- 洗剤で洗ったあと「油返し」をする
といった3点だけです。
この「油返し」というものはまず中火以下でフライパンを熱し
5~1カップ程度の油入れ、全体に油を馴染ませます。
かすかに煙がでたら、余分な油をライパンから取り除きます。
これが油返しの方法です。
IHといった電磁調理器の場合は先に油を入れます。
次に火力を弱から中へと、徐々に上げていきましょう。
かすかに煙がでたら、あとは同じように油を取り除きます。
さびがつかないように普段から防止しよう

錆がつかないようにする保管方法も大事ですが使い方にも注意することで
さらに錆をつかないようにすることができます。
・テフロン加工されたフライパンは強火で使わない、
アルミ製のフライパンは先に油を引いてから温めはじめる。
・ステンレス製のフライパンは熱の伝わりが悪いので
先に油とフライパン全体をムラなく熱しておく。
といったあたりは知っている方が多いかもしれません。
気をつけるといいことがまだいくつかあり
フライパンに傷をつけてしまうような金属製や角のあるフライ返しなどは使わず
木ベラやシリコン製といった角の丸いフライ返しを使うようにしたりするといいですよ。
他にも、料理をフライパンに入れたまま放置しないようにしたり
急な温度変化をさせないように使ったあと洗う時は自然にフライパンが冷めるまで待つ。
たわしやクレンザーといった、傷つけてしまうものでは洗わないで中性洗剤とやわらかいスポンジで洗うようする。
洗ったあとは自然乾燥ではなく布フキンで水を拭く…といったポイントがあります。
なお、鉄製のフライパンというものは汚れを落とすのに
水で流すだけで十分だったりします。
色が移りやすいもの、ニオイが強いものを調理した時は中性洗剤とやわらかいスポンジで洗うようにしてください。
そして洗剤を使って洗ったあとは先程も書いたように「油返し」をしてください。
このように、ちょっと気をつけるだけでかなり変わってくるのでぜひ続けてみてください。
まとめ
いかがでしたか?
簡単なお手入れで、大事なフライパンを長く愛用できるというのはいいですね。
重曹を使った方法は他の鍋などにも使えますし
覚えておくと助かる方法かもしれません。
先程も少し書きましたが
最近はテフロン加工や、錆にくいフライパンといったものがたくさんあります。
きちんとした手入れや保管が面倒…という方はそういったフライパンを買う方がいいかもしれません。
しかし鉄のフライパンというものは案外洗うのが簡単で、長持ちします。
多くの方が洗い方などの方法を知らず、余計に焦げや錆をつかせてしまい
使いにくくしてしまっていることが多いようです。
ですが正しく手入れをして使うと焦げや錆がつかず
寿命がテフロン加工より何倍も長持ちするようになっています。
もし気になる方がいたら、この機会に挑戦してみてはいかがでしょうか。
少し話が逸れてしまいましたが
使いこむほど馴染むというフライパンはずっと大事にしたいものですね。
ご紹介した錆を落とす方法をぜひ試してみてください。